ガレージハウス間取り紹介2 木造3階建て

土地間口6m、3階建てガレージハウスの間取りをご紹介しよう

敷地は50m²ほど、間口約6mの土地に建つガレージハウス。
今回の土地には様々な法規制があるが、特に↓
1.民法上隣地境界線と建物外壁面を50cm以上離すこと。
2.3階建てのために、玄関を正面に設置する。
以上2点が最低限必須の条件となっているという。

間口6mほどのため、ガレージ幅は最大でも3.2mほどしか確保できない。
ご覧の通り、ガレージシャッターの有効幅は2.8mである。
以前ご紹介した間取りでご覧いただいたように、今回の建物も玄関内部とガレージを共用することでその狭さを解消している。
また、ご覧の通りガレージと廊下部分の間に壁や柱がない。
これは、木造3階建の場合には通常不可能なことであると言うが、今回は門型フレームという構造材を部分的に採用することで、内部の壁や柱をなくすことを可能にしているという。
ガレージハウス建築に手慣れた建設会社とコスト検証を並行して進める事で、最も有効な工法をセレクトしたという。

さて、床面積と間取りはどうだろう。

50m²程の狭小地ではあるが、幸い北側に道路があり、斜線制限も緩やかな規制の地域であることから、各階共に約30m²の総3階建てとなりガレージを含んで約90m²ほどの床面積を確保している。

間取りは↓
  1階     玄関、ガレージ、浴室、洗面(ユーティリティー)、階段
  2階     LDK、階段
  3階     居室2部屋(うち1部屋は大きな部屋とし、将来分割可能)、階段
  RH      屋上

狭小地であるがゆえ、通常あるようなバルコニーは各階の床面積を最大限確保するために設置せず、屋上を設ける手法を取っている。
屋上を設置することで、斜めの屋根部分がなく四角いスッキリとしたデザインにも寄与している。

画像をご覧いただいてわかるとおり、正面は四角く、2?3階には角以外には柱や壁の無い全面サッシとなっている。
この点も通常の木造では必要であるはずの壁や柱を設置できないデザインとなり、門型フレームの有効性が際立っている。

設計者は「ガレなび」お馴染みの建築家 カスケードアンドパートナーズ 福島宏記さん。
「門型フレームはその種類によって強度や使い方、更にはコストが何倍にも変わるんです。その中でオーナーの要望が実現可能でありつつ、よりコストパフォーマンスの良い門型フレームをセレクトすることを建設会社協力のもと出来たところで、設計の半分ほどの仕事が終わったという位重要な部分でした」との話している。

建築家のみならず、建設会社含めて「経験がものをいう」を実感させられた事例であろう。


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