VWガレージの家・東京


東京23区内で北向きの土地に建つガレージハウス


 東京23区内、72m²ほどの北向きの土地。
不動産価値的には価値の落ちるといわれる北向きの土地であるが、高度斜線制限を避けられる等
実は多くの設計上、建築上のメリットがあるという土地に、そのメリットを最大限生かした空間造りをすることで、
延床面積約120m²のガレージハウスが完成。

オーナー様の愛車は1967年式フォルクスワーゲンVARIANTタイプ3
大事な愛車を雨にさらさず、多忙な中で僅かな時間でも愛車をいじりたい。
そんな想いをお持ちのオーナー様から依頼を受けたのは、建築家 青山雅一さん。


シンプルな外観と使い勝手の良いガレージ


 建物は濃色の窯業系サイディングでシンプルにまとめあげ、正面には玄関とオーバースライダータイプのガレードアが並ぶ。
通常のシャッターに比べてコストは高いものの、遮音性や内部の快適性はワンランク上。
こびない、そして飽きのこないオーナー様好みの外観。

 オーナー様の愛車はインジェクション機構の近年のクルマと違い、エアクリーナーの洗浄やキャブのパーツの漬け込み等、
手洗い、パーツ洗いのできるシンクは必須。
手元を照らせるスポットライトを備え付けた大きめのステンレスシンクを設置してある。
愛車とその整備状況に合わせたガレージ造りが成されている。

 ガレージと一般居室の間に外部用のドアを取り付け、車の排気ガスやオイルの臭いが居室に上がらないようにしつつ、
生活の場とガレージをきちんと分けるのもガレージハウス造りには重要な事。


北向きを生かした、移り変わる明るさを生かす工夫と大人空間の演出


 「北側からは直射日光は当たらないが、安定した光が入る」とは建築家 青山雅一さんの弁。
北側の2、3階共に大きなサッシを設置し、2、3階は安定した明るさを確保。
更には、東京都内とは思えない北側の眺望を楽しむことにも寄与している。
また、サッシのデザインと合わせてその機能により快適な通風も確保されています。

 南側にはデッキを設置する事で安定した北側の光と、時間によって移り変わる南の日差しにより
常に明るいLDKを演出している。

 2F南側に設置されたキッチンは、ステンレス生地の面材で統一。洗濯機も備え、家事動線も抜群。
奥様との細やかな打合せが形として表現されている。

 洗面脱衣室の造作は白で統一。
鏡面仕上げの洗面台扉と床のテクスチャ、そして浴室と洗面、トイレが一体のように感じられる
そのホテルライクな造りが大人の雰囲気を醸し出している。

 また、都会の3階建てには珍しい屋上が設置されており、目の前の森林を眺めながらお風呂上りにビールを一口。
時には、気の合う車仲間とデッキパーティーなど、活用方法は洗濯物干場やお子様のビニールプールだけではなく、
大人が楽しむ空間でもあるとの事。

VWガレージの家・東京

建築概要
  • 工法
    木造在来工法

  • 敷地面積
    72.7m²(22坪)

  • 建築面積
    39.6m²(12坪)

  • 延床面積
    118.9m²(36坪)うちガレージ部分10.9m²(3.3坪)

  • 施工
    株式会社 MWorksProjectAoyama





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